シュタイン教育教材制作のe-waldorfから、シュタイナー教育の話題をお届けしています。
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2014.2.3

 

ペアレンツイブニングでのぬらし絵

 

 

保護者会はペアレンツイブニングと呼ばれ、できるだけ多くの保護者が参加できるよう夜に行われます。ペアレンツイブニングでは、事務連絡や、学校の様子、授業の内容報告や、ディスカッション、勉強会的なことなど、盛りだくさんの内容です。その中で、子どもたちがやっているアクティビティを体験する時間もあります。
 
先日、息子のクラス(4年生)のペアレンツイブニングでは、皆でぬらし絵をしました。そのぬらし絵がなかなか興味深かったので、ここでご紹介したいと思います。
 


<プロセス>
 
二人でペアになります。
 
ぬらし絵の準備をし、紙を間にはさんで二人で向き合います。紙が縦向きになるようにします。
 
1人が炎、もう1人が氷になります。
 
炎を選んだ人は、赤やオレンジ、黄色などの暖色系を使います。
氷を選んだ人は、青系の寒色系を使います。
 
二人で向き合い、紙に向き合った、自分の側から少しずつ、自分の色を塗り、絵を描いていきます。片側から青、片側から赤が、だんだん端から中央に向かって進んでいきます。二人で同じくらいのスピードですすめていきます。
 
真ん中あたりで、二人の色が出会ったところで、二人で共同で絵を創っていきます。でも、一切話しません。言葉で会話したり相談することなく、紙の上の絵の具の表現だけで対話をしながら、1枚の絵を共同で創り上げていきます。

 


 
クラスでは、子どもたちも授業でクラスメートとペアになってこのぬらし絵エクササイズを行いました。子どもたちのほうが、先生に細かく指導をうけていたので、子どもたちの作品は割に整ったというか、似たようなバランスで仕上がっていました。ところが、細かい部分は指示されていなかった私達親の描き出した絵は、とても個性的! それぞれがまるで違うのです。
 
このぬらし絵での、私自身の体験をお話しましょう。私の相手になった人は、見るからに憂鬱質です。私は炎でも氷でもどちらでも良い(どちらのクオリティも私の中にあるので)と思ったので、ペアの彼女に先に選んでもらいました。彼女は、控えめながらも、迷うことなく青を選びました。
 
二人が同時にスタートしたのに、私の炎のような赤が、強く勢い良く広がっていきました。彼女の青は、とてもゆっくり、ゆっくり、それも、薄く、随分長い間、端のほうで留まっていました。

私は彼女の様子を見ながら、ペースを合わせようとはしていたのですが、炎はそんなにゆっくりできません。炎を感じれば感じるほど歯止めがかからず、勢い良く燃え上がります。中央部まで燃え上がり、その後、見えない中央線をこえて広がっていきました。私は、彼女が中央部に近づいて来て、一緒にからみあい、絵を描くのを今か今かと待っていました。
 
ゆっくりゆっくり近づいて来た水色は、ほとんど色がないように思えるほど薄い色でした。その水色が赤にふれるのを怖がるように、できるだけ赤に混ざらないように、赤のまわりの白いところを慎重に塗っています。混ざるのを嫌がるように、赤と青の間に壁があるように。こちらから、「一緒に遊ぼうよ〜」と言わんばかりに青(水色!)に入り込んでいったら、水色があまりにも薄いので、赤がどんどん侵略してしまう感じに・・・・。
 
しばらく、なんとか上手く赤と青を対話させ、調和を生み出そうと試みたのですが、まあ、こんなもんだと諦めてスパッと見切りをつけたのは、やはり私の方でした。
 
絵に象徴される自分の在り方、自分と彼女の関係をあれこれ思いつつ、私のまわりのペアを見ると、それぞれに何と個性豊かなこと。混ざり方にも色々あるのです。うまくグラデーションになっているペア、個性派と穏やかさが調和をもたらしているペア、色を混ぜないで、それぞれの色を保ったまま、形で対話をしているペア。それぞれに調和があります。
 
みんなの個性が表れている様子を見るのも楽しかったのですが、無言の対話をしながら、相手と、人と人の調和をつくり出す行為になっていて、確かに、私達ペアレンツに、ポジティブな風をもたらしたのを感じました。
 
みなさんも、お友達と、パートナーと、子どもと、やってみてはいかがでしょうか。きっと面白い発見があると思いますよ。
 
ちなみに・・・、絵を描き終わった後も、乾くまでの間にぬらし絵は変化し続けます。私たちの絵は、強い顔料の赤が乾きながらさらに広がり、青の方へ広がっていき、炎が絵の大半を侵略してしまいました。
 
さて・・・・私の気質、わかります・・・・よね? 笑
 

 

Experience Waldorf in England 2014
2014.8.4-8.17


2014の夏は英国でのプログラム!
e-waldorf では英国の中でも人気のあるコッツウォルズ地方で、中高生〜大人対象のプログラムを企画しています。中高生は国際体験と英語力を身につけるため、大人は、自分を見つめ、磨き、成長するための講座を。中高生も大人も、音楽、アート、工芸などの実体験を通して、学びを深めます。場所は、緑豊かなウィンストンズ・シュタイナー学校のキャンパスです!

詳しくは e-waldorf ウェブサイトをご覧下さい。


 


美しいコッツウォルズ地方の


ウィンストンズ・シュタイナー学校で


たくさんの実体験をとおして学び成長する。
かけがえのない素敵な体験を。



詳しくは e-waldorf ウェブサイトをご覧下さい。

 


アート・クラフト・プログラム

e-waldorf ではオンラインで「アート・クラフト・プログラム」というのをやっています。これは、ぬらし絵、フォルメン、粘土造形、手仕事、木工、さまざまのエッセイなどを集めたプログラムです。受講者の方は、ウェブサイトのメンサーサイトにログインし、好きなワークショップをやったり、エッセイを読んだり・・・・と、自分のペースで、芸術活動を暮らしに取り入れることができる講座です。この講座も、もう開始から3年3ヶ月。60を越えるワークショップやエッセイを収録しています。(会員の方は全ての内容に自由にアクセスすることができます)

この2月より、メールでのお知らせを充実させることにしました。今まで、新しい内容をアップしたときに、更新のお知らせをメールで送らせていただいていたのですが、これからは毎月、更新内容や、おすすめのアクティビティなどをお知らせしていきます。プログラムからの内容だけでなく、ちょっとしたコラム(読み物)も。ウェブサイトにいかなくてもメールだと、気軽に読めますものね。

ということで、今回のコラム部分をここでご紹介します。


アート・クラフト・プログラム〜メールニュースから

*巻頭コラム〜魂の暦 対極にあるもの
 
魂の暦には「対極の暦」があります。週1の詩に対して、一年の反対側にある詩が「対極」です。
 対極の暦は、「引き算」して求めることができます。
 
週の番号(第何週か)-1=X
52-X=(対極の暦の週)
 
例えば、今が第6週だとすると、6−1=5
52−5=47
つまり第6週の対極は第47週となるわけです。
 
引き算は、減っていくこと。小さく、小さくなっていきます。その反対に、進化が生まれます。「対極の暦」が意味するのは、単純に「対極」「反対側」にあるもの、対するもの、というだけではありません。これは、進化の姿を示唆するもの。ミクロコスモスからマクロコスモスへ成長していく、その偉大な発展をも意味しています。
 
参考までに、アート・クラフト・プログラムで、対極の暦を表にまとめました。どうぞご活用ください。

http://course.e-waldorf.com/index.php?WS29 (メンバー限定サイト)


 

 

 

アート・クラフト・プログラム 会費について


このプログラムも長く続いて来て、内容も充実してきました。これまで値上げをせずにやってきましたが、物価上昇と、日本円/英国ポンドの為替レート変動により、値上げをせずには維持できない状況になってきました。値上げをするというのは、正直言って気が重いのですが、これからも良いプログラムを作り続けていくためにも若干の値上げを実施することにしました。

現在、会員の方は、今までどおりの会費で継続されます。新しく会員になった方は、新しい会費になります。

年会費: 18800円/年
月会費: 1980円/月
(2月16日(英国時間)から適用)

このニューズレターを読んでくださっている方に感謝の気持ちをこめて、2月15日まで値上げ前の会費でのご入会を受け付けます。どうぞ、ご受講希望のかたは値上げ前にお申し込みください。

アート・クラフト・プログラム詳細、お申し込みはこちら
 


 

ウィンター
スプリング

プログラム2013
ネットでの視聴ではなく、PDF形式のe-bookをダウンロードする形になります。インターネットにその度に接続する必要はありません。一度ダウンロードしてしまったら一般的なコンピュータ、タブレットなどで見ることができます。印刷することもできます。

「アート・クラフト・プログラム」から

  • トランスパレントスター(新作の作り方です)
  • フォルメン〜対称のフォルム
  • 季節のクラフト①〜スリーキングスの透かし絵
    「スリーキングス」(歌)
  • 季節のクラフト②〜イースターバニー
  • 季節のクラフト③〜イースターエッグ
  • エッセイ〜「治癒的」ヴェイルペインティングの体験
  • 音楽〜" People Look East"

「さんすう教室」から

  • 九九カードゲーム(九九以外でもオリジナルカードを作れます!)
  • フォルメン〜円の12等分(時計の学びの準備として)
  • エッセイ〜算数の中の意志の力(特別書き下ろしエッセイ/未公開)

「えいご教室」から

  • Can You Help Me? お手伝いしてくれる?


詳しくは、こちら
 

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e-books


お手軽に「おうち親子ワークショップ」ができるように。
ぬらし絵などくりかえし体験して、その体験が身体に染み込むくらい、堪能できるように。おうちだからこそ、それだけたっぷりと体験できる。そんな機会をもっと広げたい。
その為に、教材も手に届きやすい形で・・・と思っています。

だから、購入してすぐにダウンロードして始められる。紙もいらないから資源の無駄もない。もちろん、紙で見てやったほうが分かりやすい人は印刷も可能。そんなe-bookを作りました。

詳しくはこちら


「はじめてのぬらし絵」・・・ぬらし絵なんてやったことがない・・・という人にもよく分かるように最初の一歩から丁寧に解説。道具や準備の仕方、レッスン、レッスン用のお話もついています。おすすめです。
数学教室 infinity
アート・クラフト・プログラム
えいご教室
さんすう教室
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