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シュタイナー教育教材制作のe-waldorfから「算数」「シュタイナー教育」の話題をお届けしています。
e-waldorf
2011.12.08

さんすうを面白くする

 

さんすうってどう思いますか?

 

算数のことをみんなどう思っているのでしょう。

 

つまらない

絶対必要な教科

机と鉛筆でまじめに「勉強」するもの

将来役に立つのかわからない

やらなきゃいけないもの

コツコツやるだけ

数字ばっかり

できれば避けたい

 

多分、この「さんすうコラム」を読んで下さっている方は、もう少し算数に好意的かもしれません。(笑)

 

でも、実際のところ、「つまらない」「できれば避けたい」という方が多数派ですね。その冷たい風を、数学教師としてひしひしと感じています。イギリス人同僚教師にも「何で算数なんて教えなきゃいけないのよ、あんな退屈なもの!」とあからさまに言われたことがあります・・・・。(汗)

 

子どもを持つお母さん達の中にも「算数は苦手」という方は多いと思います。苦手とまで言わなくても「あまり面白くない」と思う方を入れたら、大多数になるのではないでしょうか。

でも、子どもには算数が得意になって欲しいと思いませんか。算数が出来る人は、出来ない人よりも、将来、仕事を選ぶとき選択肢がずっと増えるでしょう。算数や数学ができると、世界が広がります。ものの見方が変わります。



 

 



私も、小学生のころ「算数はつまらない」って思っていました。
 

 

児童が学校の長椅子に座ります。

1つの長椅子に5人すわるとちょうど長椅子6脚が満席になります。もし1つの長椅子に4人ずつ座るとすると、いくつの長椅子がいるでしょうか。

 

 

算数の教科書には、こんな無味乾燥な問題が多いですね。

 

今、こんな問題を見ると「もっと面白くしてあげればいいのに!」と思います。シュタイナー学校では、問題を解く時に、その問題にストーリーをつけ子ども達を引き込みます。例えば、上の問題だったら、

 

 

体育館でバスケットボールの試合を見ることになりました。隣町の学校のチームと、私たちの学校のチームが対戦するのです。隣町の学校と私たちの学校はバスケットボールが強くていつも接戦になります。毎試合、点のとりあいで興奮する試合展開です。学校の体育館には、スタジアムのような立派な観客席がありませんから、1チーム9脚の長椅子を用意して体育館のわきに並べて観客席を作りました。相手チームの選手と応援団が到着し、入場します。観客席が十分にあるように見えなかったので、ちょっと窮屈そうでしたが、1つの長椅子に5人ずつ座ることにしました。そうしたら、6脚の長椅子がちょうど埋まりました。まだ3脚、残っていますね。

 

これなら1脚4人でも大丈夫のように見えます。5人だとちょっと窮屈ですから。1脚4人ずつ座ったら、何脚の長椅子を使うことになるでしょうか。今、並べてある分で足りるでしょうか。
 

 

こんな算数のお話を先生自ら話してあげます。低学年だったら、もっとフェアリーテールのお話だったり動物が登場して子ども達が想像を膨らませます。もう少し学年があがると、実際にありそうな話をして子ども達の思考を刺激します。

 

日本の学校や教科書ではこんなお話はしません。文章問題は、2~3行程度の簡潔なもの。複雑にしすぎると、問題の数がこなせないし、上のような話をしていたら時間がかかって仕方ない・・・と考えるのでしょうね。

 

確かに、こんな話をするとちょっと時間がいりますね。5分もかかりませんけどね。また、文章題ごとに、こんなお話をしているわけにもいきません。

 

でも、こんなお話をして、子ども達を惹き付けておいたあと、この話をもっと展開させてやるのです。

 

 

座席は何席分あまるでしょう?

 

私たちの学校は、選手と観客を合わせて41人います。

もし、4人ずつ座るとしたら何脚の長椅子がいりますか?

何席分あまりますか?

 

途中から、9人の児童が、試合を見たいと入って来ました。1脚4人座るとすると、あと何脚の長椅子を持ってくればいいですか?

 

 

・・・・・など、作ろうと思えば、いくらでも作ることができます。

 

 

最初にお話で子どもを数の世界に引きづり込んだ後、そのお話にまつわるたくさんの数の計算をさせることができます。子ども達は夢中になって問題に取り組みます。

 

 

日本の教科書の意図では、1つのページや節には、そこで学習した新しい概念を練習するためだけの問題が集められています。

 

でも、こういう「お話」をすると、そこに出てくる問題は、そこで学習した内容だけに留まりません。今までに学習した内容もあれば、学習したことがないことも出て来ます。


教科書を基に勉強していたら、子ども達は、

「これ、まだ習ってないよ」

と言うでしょう。


 

でも、お話をもとに考えている子ども達には、習ったことか、習ったことがないかなんて関係ありません。解こうと思って工夫するし、考えているうちに習っていなくたってできるんです。できなくても、友だちができて、へ~、すごい、面白い・・・っていうことになるのです。

 

 

1つのことを習って、それの練習をコツコツして、着実に練習して力をつけていくことは大切です。でも、人間の人生や、暮らしのなかで出会う問題は、習ったことばかりで解決できるようなものじゃありません。だからこそ、面白い。子どもの学習も同じことです。

 

 

お話で勉強したあと、コツコツ練習するところは、問題集などですればいいのです。一度、深くまで考えた後に、コツコツ平坦な練習をすることは、練習だけよりずっと深いし、心に残るし、面白いですよ。

 



 

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