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シュタイナー教育教材制作のe-waldorfから「算数」「シュタイナー教育」の話題をお届けしています。
e-waldorf
2011.1.4
2012年 
新年あけましておめでとうございます。
今年も、自分の心に正直に、
大切なものを意識にとめて、
今を大切に歩んでいこうと思います。

皆さんにとっても素敵な一年になりますように。

 

 

NEWS!   無料 e-book 作りました

新年早々、やっていたこと・・・・e-bookの編集。
タイトルは「シュタイナー教育と生きる〜子どもと暮らしと教育と〜」といいます。
(タイトルがちょっと堅い・・・(汗))

もう何年もブログを書いているのですが、ブログの記事って、現在形。過去の記事は闇に埋もれてしまいます。闇に埋もれてしまっていい記事もたくさんあるのですが、保存版にしておきたい、人気のある記事を集めて修正、加筆して、28ページのe-bookに編集してみました。ブログ記事だけでなく、新しく書き下ろしたエッセイも。このエッセイの中には、ちょっとだけ自伝的な内容も。

無料ですので、良かったら読んで下さいね。

 

 

e-bookのページサンプルです。
カラー写真や図が満載の読み物です。
ブログ記事ですから軽く読めます。



こちらのページから、e-bookをゲットしてくださいね!





 

 

算数/数学の教科書

 

 

今日は、ちょっと、日本の教科書のお話。

 

日本の教科書ってどう思いますか?

 

私は、アメリカの教科書やイギリスの教科書もみたうえで、「日本の教科書って凄い!」と心から思います。

 

何が凄いって、ミスがない。落ち度がない。まんべんなく、欠けるところもなく、全てが網羅されている。この周到さは、絶品です。非の打ち所がありません。(褒めてるんですよ)

 

非の打ち所がない・・・といいつつ、欠点を挙げます。

それは「退屈」だということ。

 

計算され尽くしていて、教師側の意図が見え過ぎている。絶対に、これをやっておけば、勉強しなければいけないことは網羅します・・・と保証するかわりに、寄り道もなければ、失敗してつまずくこともないように、最初っから、平坦な道を作り上げてしまっています。

 

教科書の問題なんて、変な答えが出ないように作られていますから。

 

教科書を作った人の意図は、「ややこしい計算が入っているせいで、計算力不足で問題が解けなくて、そこの新出事項(そこのポイント)が理解できなくなってしまったらいけない。」ということでしょう。でも、その意図は、「そのポイントを理解する」ことには役立っていても、「問題解決能力を養う」ことから、子ども達を遠ざけています。だって、子どもが転ばないように、道に転がっている石をあらかじめ拾ってあげて、しかも道をきれいに舗装してあげているようなものですから。

 

子ども達はそんな教科書のことをよく知っていて、計算の途中で、分数や小数が出て来たりすると「こんな数が教科書に出てくるわけない。僕の計算が間違ってる。」って、計算を投げ出しちゃったりします。

 

平坦な道は、冒険もなければ、挑戦することもありません。それは、退屈なことだと思いませんか。そして退屈だという以上に、それに慣れてしまうことは、怖いことだと思いませんか。とくに、成長過程の子ども達にこそ、冒険をして欲しいと思います。だって、人間の人生は、舗装されていませんから。自分で切り開いていくものですから。算数の問題で冒険することだって、人生を生き抜くための準備のひとつだと思いませんか。

 

私は、日本人補習校で中学数学を教えています。日本の教科書を使い、日本のカリキュラムを網羅します。シュタイナー教育をやっている私ですが、補習校では教科書を使って授業をします。教科書にはたくさんの例題が載っています。私は、あえて、「教科書を出して~、この問題を解いてみましょう~」なんていうことは滅多にしません。生徒達に問題を作るのに参加させます。例えば速さの問題だったら、

A君が走っています。
人が走ってるってどのくらいのスピードか分かる? 
何km/h? 何m/s? 
どっちの単位の方が分かりやすい? 
数字、適当に決めてみてごらん。
え~! 50km/h? 
それってどのくらいの速さか分かる? 
車が町の中走ってるのがだいたい30km/hだよ。
速すぎ~。



そんな会話をしながら、数字を決めさせ、問題を一緒に作り上げます。数学と現実世界を結びつけるこの会話も、大事な学びの1つです。

 

作った問題は、教科書の例題と同じタイプの問題でも、もっと現実的で、もっとめちゃくちゃな数字が出て来ます。適当に作った問題なので、答えがどうなるかなんて分かりません。分からないけど、「さぁ、どうなるかな~、計算してみよう!」と言うと、案の定、分数で変な数字は出てきたり、とんでもなくややこしくなったりして。

 

でも、適当に作った問題の中で、今まで習ったことを復習しています。難しいけれど、必死になって解きます。だって、教科書のように、大人が「手加減」して作った問題ではないことが子どもにも分かるからです。大人が手加減すれば子どもも手を抜きます。大人も本気だったら、子どももそれを感じ取って力を入れます。

 

ややこしい問題を解くには時間がかかります。でも、その後に、教科書の問題を解かせると拍子抜けするくらいスイスイと解けます。

 

 

 

急がば回れ、可愛い子には旅をさせよ、

 

算数の勉強だって、同じことだと思いませんか。

 

 



 

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