シュタイン教育教材制作のe-waldorfから、シュタイナー教育の話題をお届けしています。
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すべては繋がっている

シュタイナー教育の特徴は何ですか・・・と問いかけたら、あなたは何と答えるでしょうか。答えは色々あるでしょう。

 

4月に東京でワークショップをしたときにも、この質問を参加者の皆さんに投げかけました。

 

参加者一人一人の答えは、どれも同じものがなく、それぞれの体験から出て来ている心の声でした。本で読んだ偉い人の言葉でもなく、シュタイナー博士の言った事でもない、まさしく、その人が、生きていく中で子どもと向き合ったり、仕事の中で出逢ったり、悩んだりした上に感じたことから生まれた言葉の数々でした。まさしく生きた言葉。

 

私にとっても、「シュタイナー教育は何か」と問いかけられると、とても難しい質問だと感じます。ワークショップの時には、私は「シュタイナー教育は世界だ」と答えました。その時期に、直観的に降りて来た答えは「世界」以外のもの何でもなかったのです。私の短い答えは何とでも受け取れるものでしょうが、私は、特に説明も付け加えませんでした。「世界だ」という答えを聞いて、答えがあまりにもシンプルなだけに、受け取る人の受け取り方、感じ方、考え方も十人十色でしょう。私はそれで良いと思いました。多分、その違いがまた「世界」なのではないかとも思うから、多分、十人十色の受け取り方であることこそ、必要なのではないかとも思いました。

 

私の答え「シュタイナー教育は世界だ」を、簡単に説明をするとすれば、世界を学ぶ教育、その教育も、そこに生きる人間も、世界に1つになるものであること。結局は世界は1つであり、シュタイナー教育は、それを細かく分割するものではなく、大きな世界を学び、大きな世界を造り上げる教育に他ならないこと・・・。

 

何となく、言葉で説明をすると、真実のきらめきが薄れてしまうようにも感じるのですが、これは、私の文章力不足なのかもしれませんね。

 

別のキーワードは「つながり」でもあるかもしれません。

 

全ては繋がっていること。

 

それは、シュタイナー教育の現場だけを見たとしても、あちらこちらに、その繋がりが見えます。フォルメンと文字を書くことの繋がり、フォルメンとオイリュトミー、詩の朗読や楽器の練習と算数、算数と編み物、算数と道徳・・・・網の目のように全てが繋がり合っています。

 

一般のメインストリーム教育のやり方を見ると、全てを切り離しているように思えます。算数は算数です。国語は国語です。体育は体育です。国語と算数の間には強い繋がりがあり、国語ができなければ算数の文章題は読み取れません。算数的なものの見方ができなければ、説明文や論説文を読み解く事が困難になるでしょう。体のバランスがうまくとれていないと、算数を学習することも難しくなります。バランス感覚やリズム感がないと、数の世界にあるリズムやバランスについていけず納得できないのです。

 


 


シュタイナー小学校低学年でエポックノートを作る時、丁寧にページの周りをクレヨンで囲みます。そして、そこに文章を書く時には、クレヨンで綺麗に太い罫線を描きます。始めのうちは真っ直ぐに描けない子も、何度もするうちに真っ直ぐな線を上手に描けるようになっていきます。

 

メインストリームの学校では、こんな風に罫線を綺麗に描くところまで授業で時間を取るのは非効率だから、罫線のついたノートを子どもに渡します。

 

たとえば、その時間に「国語を学習する」事だけに焦点をあてるとすれば、それは効率的でしょう。でも、学校の大事な時間を使って一生懸命、毎日のようにクレヨンで真っ直ぐな線を描く子ども達は、幾何学的なセンスを磨いています。知らず知らずのうちにバランス感覚を育てています。手の技術だけでなく、目と手がうまく連携するための訓練にもなっています。美的センスも育てています。毎回のエポックノート作りの作業の1つのリズムも作り出していて、魂も成長させています。

 

罫線のついたノートを使うことで、時間を少し節約することは、大切な訓練を省略してしまうことにもなっています。子どもの成長を長い目で全体を眺めるとすれば、それは、急ぎ過ぎて大事なものを知らず知らずのうちに無くしてしまっているのではないでしょうか。

 

シュタイナー教育では「急がば回れ」。国語の授業でも国語以外の道を疎かにせず、回り道をしたおかげで、シュタイナー学校教育が終わる頃には、より先の道へ進んでいると思います。1つ1つの教科を切り離さず、全てが繋がった状態で回り道をしたお陰で、より世界が1つにまとまって、その世界の中で自由に生きていく強さを身につけている。

 

いつでも回り道がいいと言っている訳ではありません。これもバランス感覚で感じ取る必要がありますが、必要なところ、効率よくするところは考えた上で、回り道をどんどんさせて欲しいと切に思うのです。特に、小さな(小学校低学年の)子ども達には。



子ども達に「急がば回れ」・・・大人も急いでばかりで、大事なものを失わないようにしたいものですね。
 

さんすう教室

スタート

対象:小学校1〜3年生
オンラインのシュタイナー教育「さんすう教室」始まりました。教科書の味気ない算数に味を加える家庭学習として、また、ホームスクーリング用に・・・使い方はさまざまです。体の隅々まで染み通る、一生使える、ほんものの算数の力をつけて欲しい。その願いをこめて、すべての子ども達に届けたい。
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ブログから: 夏休み、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。我が家では、手づくりを親子でしています。ブログに書きましたので、見て下さいね。
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