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[メンタリング・シリーズ] ⑦始める準備 (パートI)

メンタリングを始めるにあたって

メンタリングを始める際、こうでなければいけないというルールはありませんが、相手を選ぶ際、霊的な識別が必要です。イエス様が弟子を選ばれた時、祈りの時をを大切にしておられました。(ルカ6章12-16節)主の導きと識別によって、ふさわしいメンター・メンティーと出合わせて頂けるように祈り求めましょう。それと同時に御心の開始時についても祈り求めましょう。

―メンターから持ち出す(働きかける)場合 

・「FATなクリスチャン」を探す

どんなに大きな群れの教会やミニストリーに関わっている指導者でも、個人的な働きかけであるメンタリングに関わることができます。また反対に、プロフェッショナルな指導者や、日常生活でリーダー的存在でなかったとしても、メンターとして用いられていくことは十分に可能です。個々の救われたいのちを大切にしたいという思いがあるならば、新しい芽が成長し、キリストの弟子が育てられ増殖していくために行動を起こしましょう。周りを見渡し、学ぶ意欲がある人、成長していく意欲がある人、あるいは、自分が相手のニーズを助けることができるであろう人などを祈り始めて下さい。まずは一人を育てることから弟子造りの増殖は始まります。

 F.A.T. 

「FATなクリスチャン」を探して下さい。F-faithful(忠実である事)、 A-available(主に従う準備が出来ている事)、T-teachable(学ぶ意欲がある事)という霊的姿勢をもっている人たちです。このようなメンティーは成長も早く、メンタリングを通して大きな実りをもたらすことはほぼ間違いありません。メンターが、「この人とメンタリングをしたい」と思っても、相手がやる気がなければ失敗に終わることも多々あります。どのようなメンティーを持つかによって、弟子造りとその後の増殖がうまくいくかも決まってきます。

まず、相手の信仰の「霊的姿勢」をチェックしましょう。これは、賜物が豊かだとか、熱い信仰があるという事ではなく、「(自分の願いを優先するのでなく)主の御心が最善であると認め、それを求める信仰があるか」「謙遜な態度を持って学ぶ意欲があるか」「メンタリングのために時間とエネルギーを割けるか」ということです。メンターが、いくら教え、導き、サポートしたいと願っていても、受け取る側がそれらを謙遜に受け止め向上させることができなければ、その努力が空回りとなってしまいます。

また、このFATの真理をメンタリングに当てはめて考えるなら、「A-able to teach(教える事ができる)」という点も含むべきです。この資質こそ「忠実」であることでもあるのです。「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい。」(第二テモテ2章2節)今から育てるメンティーが、いつかは他の誰かのメンターとなり、教えることができるように育てていきましょう。そのような資質や可能性を持ったメンティーが与えられるなら、あなたの働きは、将来何倍にも及ぶ宝のために、偉大なる投資をすることになるのです。

(体験談)メンターMさんは、Sさんが何の聖書の学びもしたことがなく、教会へも時々しか集えなかった状態をみて、すぐにメンタリング(このケースではバイブルスタディー中心)を始めるように持ち出しました。スムーズに始まったものの、Sさんは、明らかに聖書の教えに反することを行っていながら、心も態度も改めることをしませんでした。またメンターであるMさんに対して、尊敬の態度を示すことも少なく、課題として提案されたことも実行できませんでした。次第に会うことがなくなったこのケース、確かにSさんへの一時的な励ましと、何らかの種まきとなったかもしれませんが、Mさんが費やした時間と労が実りとなったのかは疑問です。もしこの同じ時間と労を、誰か他の「FATのような霊的姿勢」を持つ人のために捧げられていたら、どのような結果になっていたでしょう。推測ですから答えはわかりませんが、メンターは、「自分がメンタリングをしたい」、あるいは「相手が必要だから」、等という理由だけで誰と会うか決めるのではなく、メンティーとなる方の「霊的姿勢」が、学んだことを吸収していけるような状態であるかどうかを吟味するべきです。

・霊的成長の大切さとその必要を伝える

「霊的姿勢」がまっすぐな人がいるとします。けれども、メンティー本人に、学ぶ事やメンタリングの必要性がわからないとします。そのような場合、御言葉を提示しつつ霊的成長の大切さや、メンタリングが何を提供する事ができるのか等を分かち合いつつ、まず必要性を理解してもらう事が大切です。正しい「霊的姿勢」を持っているなら、メンタリングが何なのかわからなくとも、謙遜な心をもって、霊的成長がサポートされる機会を喜んで受け入れてくれるでしょう。メンタリングを通して、主が願われている霊的成長が効果的に促される事、福音による変革が期待できる事、その人の霊的生活のサポートのために投資したい思いなどを、肯定的に伝えてみてください。メンティーにアプローチする際、具体的にどういったコミットメントが必要なのかを理解してもらうために、この章であげられている計画を考慮しつつ、どのような形でメンタリングを持つのか話し合う事が大切です。

―メンティーがメンターに頼む場合

あなたが尊敬し、メンターとしての資質を備えられている方が周りにいるかもしれません。すでにメンタリングを理解されている方に頼むなら話は簡単に進みます。互いに祈り、メンタリングを通しての霊的成長の旅を二人で共にしていけるのか吟味しましょう。様々な理由から承諾してくれる場合も、また断られる場合もあるでしょう。自分の思いではなく、祈りつつ御心を求めていきましょう。

気をつけなければいけないケースは、「自分が尊敬するこの人にメンターになってほしい」という方がいるが、その人がまだメンタリングを経験したことがないとします。そのような場合には、どうして自分にメンタリングが大切だと思うのか、どのようなサポートが具体的に必要なのか、なぜこの人にメンターになってほしのか等を提示しましょう。そうすることによって、メンターも自分がするべきことを理解してくれるはずです。

お互いに「期待をはっきりさせておくこと」は鍵となります。メンター側から誘う場合も、メンティー側からお願いする場合にも、自分と相手が描くメンタリングがなるべく同じであるように、準備の段階会からよく話し合いましょう。そうすることによって、進め方も、互いへの関わり方も大きく変わってきます。メンティーの霊的成長のためのメンタリングですから、メンティー自身の「信仰のステージ」を吟味し、今どこにいて、これからどこへ向かっていきたいのか、メンタリングを通してどのようなことを達成したいのか等を、どちらの側も理解しておくことが大切です。


次回のメンタリングシリーズ⑧では、始める準備 (パートII)において、メンタリングを始める計画をするために話し合うべき事項(頻度、時間、場所、内容)についてみていきます。

 
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